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浮布の池と逆さ三瓶山
ヒシ
万葉の時代をしのぶ草

「君がため 浮沼の池の菱摘むと 我が染めし袖ぬれにけるかも」
    (万葉集・柿本人麻呂)

 世に名高い歌人の歌に詠まれた「浮沼の池」は、三瓶山の懐にいだかれた浮布池のことと考えられている。今回は、この池のヒシを紹介したい。 ヒシを、地元では「こっといかけ」と呼んでいる。水草のヒシは、夏にひし形状三角形の葉の根本に小さな白い花を1個か2個つける。花の後に出来る果実は、熟すと鋭いトゲもち、柄から離れて水底の泥中にもぐる。「菱」と書くのは果実の
形、あるいは葉の形からと言われる。「こっといかけ」と言うのは、トゲが物に引っかかるからだろう。
ヒシは古い時代から食用として利用された。クリに似た味は、北海道のアイヌ民族の重要な食料としても知られ、北海道から来た友人によると、ヒシはべカンベと呼び、釧路地方ではベカンベ祭りがあるそうだ。そしてその時期には、ヒシをゆでてよく食べたそうである。多分、人麻呂も食べたに違いない。
 かって、ヒシは浮布池の湖岸に沿ってよく見られた。現在は、ボート乗り場付近や池の最奥部一帯が主な生育場所。 これらは、ヒシとオニビシらしい。しかし、水面に浮いている葉からの分類は難しい。
というわけで、無粋な憶測で恐縮するが、歌に詠まれたヒシは、オニビシなのかヒシなのか…。袖をぬらして摘んだ実は、未熟だったかもしれないな…。などと考えたりする。この池は、数十年前は水が澄み泳げた。潜ると、水底から水面までヒシの長い茎が2bばかりも続き、まるで林のようで不気味に感じたものだ。また、ヒシ群落にボートを乗り入れて、オールをからめ取られて立ち往生したこともあった。ヒシと池の、懐かしい思いでだ。

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ペンションの近く(徒歩5分)に浮布の池があります。
冬期はたくさんの水鳥も見られます。

孫三瓶山

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1、さんべ荘の露天風呂もお奨めです

文は、朝日新聞第2島根県版に掲載したものを
加筆・訂正したものです

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琴引フォレストパークスキー場


宿から10分ほどの場所です。
素朴な温泉ですがお勧めです。

温泉情報

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1、四季の宿「さひめ野」の露天風呂はお奨めです

       

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三瓶地区には温泉があります。
 志学に(薬師湯/亀の湯)と露天風呂がお勧めです

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20 ーー 年

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(akira nange)

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君がため 浮き沼の池の 菱採むと
 我が染めし袖 ぬれにけるかも

(万葉集 柿本人麻呂)